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☆ 大晦日 ☆ 思いっきり長いです!お覚悟を!(^^) 2003年12月31日(水)


今年も残すところあと数時間になりました。2003年は皆さんにとってどんな年でしたか?僕にとっては本当にいろんな事があった、まさに刺激的な1年でした。
そのあたりを一気にザザーっと振り返ってみると・・・・・・ 行きますよ!

昨年10月に始まったアニメ「テニスの王子様」の青学vs氷帝戦が1月にいよいよクライマックスに突入!2月の手塚vs跡部の部長対決は圧巻でした!そして同じく2月にはゲームボーイアドバンス「テニスの王子様2003」が発売されました。僕もソフトは持っているのですが、ゲームボーイアドバンス本体を持っていないのでまだプレイ出来ていません・・・。そういえばこの「テニスの王子様2003」の収録って、アニメの青学vs氷帝戦を収録するより前だったんですよ。だから宍戸(特訓後)のキャラクターをどうしようか、かなり悩みました。今となってはいい思い出です。(^^)

4月には伝統ある「金光郁子バレエキャラバン第27回公演」に初めてエキストラ出演しました。これは芝居ではなくていわゆるダンス・ドラマというジャンルで、バレエだけでなく民族舞踊やラインダンスなど様々なスタイルのダンスで物語を綴っていきます。出演者は総勢100名!会場はメルパルクホールというキャパ1,600名の大きなホールでした。ドラマ中唯一のセリフ(怪我により踊れなくなった主人公の女性ダンサーが精神的な辛さを酒で紛らわしているという新聞記事を読み上げ、落胆するユダヤ人役でした)をあの大人数の観客の前で言わせて頂いたことは、役者として貴重かつ大きな経験となりました。心から感謝しています。また約1ヶ月半の稽古期間中、日本におけるダンスのトップ・プロの皆さんの舞踊を間近に見させて頂いて、ダンスであれほど感情を表現できるということに驚き、かつ大きな発見をさせて頂きました。

4月、5月と稽古があって、6月に舞台「ボタン工場の羊少女メー」に出演しました。一番印象に残っているのは、この作品の作者であり演出家でもあるウォーリー木下さん(劇団☆世界一団)との出会いでした。僕がいままで出会った事のない感性の持ち主でした。そして僕の気付いていなかった役者としての新しい資質を見出してくれたことが、本当に嬉しかったです。

さて、6月はもう一つ忘れられない出来事がありました。CDを出すのは僕の大きな夢だったんです。そうです!「テニスの王子様」のキャラクターソング「Brandnew Days」(by 宍戸亮 & 鳳長太郎)の発売です!宍戸亮としてだけでなく、楠田敏之としてのCDデビュー作品でした。そしてオリコンチャート初登場33位という快挙を達成してくれました。これはもう本当に嬉しかったんです!夢のようでした!
なぜなら僕はもともと歌を歌いたかったから。声の仕事をしたいと思ったきっかけは、実は「歌」だったのです。そのためには表現力を身に付けなくてはと思い演技の勉強を始めました。すると「演じる」ことの魅力にとりつかれ・・・・現在に至ります(笑)。ですから最初にこのCDのお話を頂いたときは本当に嬉しくて。皆さんご存知のように氷帝CDの第1弾は跡部、忍足、向日の3人でした。それを知ったときは人知れず意気消沈していました。しかし、それからしばらく経って、第2弾がある!しかも鳳長太郎とのデュエット!「これはやるしかないっ!」と思いました(笑)。そして、どうすればこの気持ちをCDという作品に昇華し、かつ買ってくださる皆さんに喜んでもらえるか。自分なりに考えたその答えがあのショート・ストーリーでした。思い出いっぱいのCDです!

7月にはプレステ2用ゲーム「テニスの王子様 Smash Hit!」が発売されました。とにかくしゃべるしゃべる!宍戸なんてうるさいくらいに叫びながら試合してますよね!(笑)今でこそ慣れましたが、始めた頃はそれがおかしくて、本来のテニスゲームとは別の部分で楽しんでました(^^)。

6〜8月にかけて、CS系「LaLaTV」で「こだわりのインテリア」と「ガーデニング・ダイアリー」の初回放送がありました。こういったインタビュー作品の吹き替えというのは、アニメなどと違ってセリフがとても長いんですね。人によっては5分くらい淡々と話し続けることも。それが年配の人だったりするとそのキャラクターを維持するのが非常に難しいんです。そういう意味でもとても勉強になる作品でした。この2作品の再放送は12月〜来年3月ですので、よかったらご覧になってみてください。

8月下旬から稽古が始まった今年3本目の舞台「無頼の女房」の本番は11月でした。このあたりまで来ると記憶がかなり新しいですね(^^)。実は昨日12月30日に劇団「TBワンスモア」さんの納会があって「無頼の女房」出演者も集まったんですが、なんだかとても懐かしくて。まだあれから2ヶ月も経っていないんですけどね。役者さん一人一人がいろんな思い入れを持って演じた舞台でしたから、そんな事を懐かしく話し合ったりしました。再演なんて声もチラホラ!?それから皆さんから頂いたお手紙に、「無頼の女房」を観に行ってたまたま知り合った人と友達になりました、という内容のものが結構あったんです。これは本当に嬉しいことです!こうやって友達の輪が広がっていくんですよね。僕は巡りあわせの妙って絶対あると信じているので、こういったお話は本当に感動的だし、少しでもそのきっかけになれたことは僕にとっても幸せでした!

「テニスの王子様」のプレステ2用ゲームは10月に「Kiss of Prince」、12月に「Smash Hit!2」が発売されましたね。「Kiss of Prince」はミュージック・クリップ・ゲームということで宍戸も新曲「High up in the sky」を歌わせて頂きました。収録当時は精一杯だったんですが、今聴くと「こう歌ってもいいな」みたいなアイデアが随所に出てきます。

今年の嬉しい出来事の一つとして海外ドラマの吹き替えがありました。10月と11月にオンエアされた「シカゴホープYEAR4」の21話と24話。僕にとって初めての海外ドラマでした。アニメとはまったく違う現場の雰囲気にすっかり飲み込まれてしまったのが最大の反省点ですね。でも先輩方の演技はとても勉強になりましたし、自分なりに思いっきり演じたので充実感はありました。もともと海外作品には興味があったので、今後もこういった作品に出演できるよう頑張りたいと思います!

ここまで来たらこれも書きましょう!12月に発売された「テニスの王子様 20.5巻 公式ファンブック」です。「寿司テニス部」のページをよ〜くご覧になった方はお気付きかも知れませんが、あの顔写真は当サイトのタレント紹介ページの顔写真と同じではないですね。どこが違うか分かりますか?なんだか間違い探しみたいで楽しいです!答えは・・・・・20.5巻は口が開いていますが、当サイトの方は口を閉じています。いやぁ、まったく微妙です(笑)。
あのイラスト&サインなんですが、本当のことを言うとあれは練習の1回目に書いたものなんです。その後何度か同じようなものを練習して書いたのですがどうしても納得出来ず、結局練習の1枚目を採用してしまいました。
だからといって適当に書いたものではありませんよ!いつも真剣です!(笑)

そして今年の締めは、やはりアニメ「テニスの王子様」でした!テニプリに始まりテニプリに終わる一年!(笑)ということで11月、12月と9ヶ月振りに再登場した氷帝学園メンバーでしたが、今回の宍戸はまた別の一面を見せてくれたような気がしました。特に印象に残っているシーンはやはり長太郎との特訓とその後の青学・河村vs鳳長太郎の試合ですね。青学・大石vs宍戸の試合だって、もちろん!ダブルスのパートナーである宍戸と鳳は自分たちの目標に向かって一緒に困難を乗り越えていく。こういう夢を共にする協力者っていいですよね。まさに青春です!(笑)
ちなみに今後発売予定のDVD(何巻かは不明です。)に付く「ライナーノート用コメント」というものを書きました。Q&A形式で主に宍戸について僕なりの考えを答えるわけですが、これを書いたのが20.5巻の発売直前だったのですよ。20.5巻を先に読んでいたらコメントが変わったかも、と思っていますが、まぁ、後の祭りですね!(笑)

といった感じで、今年1年を振り返ってみました。長くてホントにゴメンなさい!僕にとっては初めての経験ばかりの1年だった様な気がします。そしてその経験一つ一つにおいて必ず何か新しい発見がありました。その積み重ねは来年からの活動に役立つに違いありません。いや、役立たせなくてはなりません!
そしてとても大切だと思ったのが、人との出会いです。今年は本当に多くの方と新たな出会いをしました。役者さん、スタッフさん、そして皆さん。出会いのすべてが僕の財産だと思っています。これからもずっとずっと大切にしていきたいと思います。

ここまで主に自分の仕事のことを振り返ってきたわけですが、今年最も嬉しかったことと言えば、いつも僕を応援してくださる皆さんと触れ合えたことです。直接お会いして話すこともありましたが、お手紙や掲示板への書き込みからでも皆さんのお気持ちは十分に伝わってきます!今年頑張ってこられたのは、そういった皆さんからの暖かい励ましの言葉に支えられていたといっても言い過ぎではありません。ちょっと真面目な話をしてしまいますと、僕がこの世でもっとも嫌いな事は裏切られることです。信頼していた人に裏切られることが何よりも辛い。だから僕は、僕を信頼してくれる人を絶対に裏切りたくないです。つまり僕のことを心から応援してくださる皆さんをガッカリさせたくない、ということです。そのために具体的に何をすればいいのかは分かりませんが、一つ言えることは、誠意を持って仕事の一つ一つを大切に演じること。そんな僕の姿勢からなんでもいい、何かを感じて頂けたら本望です。

僕の役者としての人生はまだ始まったばかりですが、何十年か後に「役者をやっていて良かった。」と心から思えるような、そんな役者人生を送りたいと強く思います。皆さんもそれぞれ夢や目標があると思います。たとえゴールは見えなくても、たとえ困難だと思われても、一歩一歩着実に進んでいけば、必ずその足跡は残り、いつしかそれは自信へと繋がるはずです。一緒に夢を叶えましょう!

最後に、
今年も1年
ありがとうございました!!


よいお年を・・・・・。



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