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イベント! 加筆しました)
2005年03月11日(金)その2

当初はライヴとイベントの両方について、1ページに書いてアップしたのですが、あまりに長文なので分割しました。(3月12日追記)


さて、次はそのちょうど1週間後、3月6日(日)に赤羽会館で行なわれた「ようみんしゃい!氷帝の天才ここに在り!!忍足侑士シングル+アルバム発売記念イベント」へのゲスト出演についてです。

こちらはですね、え〜、何と言いましょうか、とにかくですね、氷帝ファンの皆さんの勢いに圧倒されっぱなしでした、はい。でもそれは、辛かったんじゃないです。むしろ楽しくて楽しくて仕方なかった!というか僕も客席に行ってワイワイやりたかったなぁ!(笑)


  では例によって、順を追っていきましょう。まず楽屋入りして、衣装の確認です。そこからかい!なんと、早くもここで問題発生!木内氏は、参加した皆さんなら御存知の通り、淡いピンクのシャツでした。僕が用意したのは、声優グランプリの写真と同じ衣装。つまり真っ赤なシャツでした(その下はもちろん黒のタンクトップ)。これはマズイです!あくまで主役は忍足ですからね。宍戸の方が目立ってはいけません。ということで、急遽マネージャーにシャツを買いに走ってもらいました。といっても時間的に余裕がないので、赤羽会館隣の西友ですね。で、本番は買って来てくれた薄いグレー(ほとんど白かな)のシャツを着て登場したわけです。

楽屋では「バレンタイン・キッス」の振り付け練習を始めました。「夕やけニャンニャン!」のビデオで、国生さゆりさんが歌っていて回りにコーラスとかバックダンサーもいる賑やかな画でした。さらには卒業コンサートかな、の映像も。それらを見ながら木内氏からレクチャーを受ける浪川氏と楠田。畳の上で3人並んでバタバタやってました(笑)。

その流れで今度は実際にステージ上でのリハーサル。出のタイミングとか、トークの立ち位置等の確認もしつつ、「バレンタイン・キッス」のサウンド・チェックです。客席に飛び降りて戻ってくる確認もしましたよ。この時点で振り付けは半分くらいしか覚えていなかったので、再び楽屋で猛特訓!そして最後に確認ということで、開場ギリギリまでステージ上でリハーサルしてました。開場が5分遅れてしまったそうで、寒い中お待たせしてしまってゴメンなさい。


  さて、本番です。舞台袖だとステージ上の言葉ってはっきり聴こえないんですよ。でも、松井さんのMCで客席が物凄く盛り上がってるのはよく分かりました。そして氷帝コールの中、まず木内氏が登場!氷帝コールにも熱が入ります。しばらく2人でトークした後、再び氷帝コールの中、いよいよ宍戸&長太郎の、おっと浪川氏&楠田の登場です。どうやら松井さんが紹介のときに噛んでしまって、言い直す前に楠田が飛び出してしまったらしいのです。が、僕には噛んでしまったところがよく聴こえていませんので、「Brandnew Days」のイントロが聴こえてしばらく経った時点で、飛び出してしまった訳です。ま、これはちょっとしたハプニングってことで(笑)。ちょっと!?

皆さんの氷帝コールに触発されて、楠田はいきなり例の宍戸のセリフ「うろたえてんじゃねぇぞ!勝つのは氷帝だろが!気合い入れて応援しろ!アホ!」を。登場するギリギリまで、やろうか、やるのよそうか、と悩んでいましたが、氷帝コールの勢いに負けました。あそこでやらなきゃ役者じゃないでしょ!(笑)役者の血が騒いだっていうか!?

初めてのテニプリ・イベントということで、最初は緊張していたのですが、しばらくトークをしているうちに落ち着いてきました。「バレンタイン・キッス」の跡部版と忍足版の聴き比べの頃には、純粋にその場にいることを楽しんでいましたね。ただ、自分が喋る時になると緊張が復活するという、で、また落ち着く、その繰り返しだったかな。本番後に楽屋で話してたんだけど、木内氏と浪川氏は気持ちのON・OFFを上手くやっていたようです。僕は最初から最後までONでしたね、スイッチ入りっぱなし、みたいな(笑)。多分僕は絶対にOFFにはならないです、どんなに回数こなしてイベントに慣れたとしても。なぜならステージ上にいる時は(それが舞台袖でも本番中は)、セリフの有無に関わらず演じていなければならないと教えられてきましたから、どうしてもその習性に逆らうことは出来ないと思うのです(あ、2人を批判しているんじゃないので、くれぐれも誤解の無い様に。あくまで僕のスタンスを述べただけです)。ですから客席の皆さん、僕はずっと緊張している訳ではないので、あまり心配しないでくださいね。ちゃんと楽しんでます(笑)。

突然、もう一人のゲストということで、跡部が登場しました。もちろん諏訪部氏ご本人ではなくて、声だけですよ。僕らも跡部登場のことは聴かされてなくて、サプライズでした!「宍戸と鳳もいるんだってな!」みたいに突っかかってきたので、宍戸としては黙って聴いていられません!跡部のセリフにいちいち反応してしまいましたがまるで合いの手状態!?、跡部ファンの皆さんのお耳障りになっていたらゴメンなさい。でも宍戸の気持ちが勝手にしたことなので、許してくださいね。そんなことくらいで文句言うヤツぁ、いねぇはずだぜ!(by 宍戸)

抽選コーナーがありました。氷帝缶に3人の内いずれかのサインがしてあるもの(3名)、劇場版の特大ポスターに同じくいずれかのサインがしてあるもの(3名)、そして3人と一緒にその場でポラロイド写真撮影(3名)の合計9名に当たるプレゼント。当たった皆さん、おめでとうございました。本当に強運の持ち主ですね。僕はそういう抽選の類で当たったことないんです。先日も300名のパーティで70名以上が当たる抽選会があったのですが、まったくダメでしたよ。4人に1人の確率でも当たらないんだから、500分の9名に当たった方々は素晴らしいです。運って、強運の人の所に集まるんですかねぇ・・・・お金と一緒?

トークは1時間半くらいやったでしょうか?一人ずつ今日の感想を述べて、あ、僕はこの時もう一度宍戸のセリフ「俺が攻めに変えてやるよ!」をやって、僕らは引っ込んで、これでイベント終わり!と見せ掛けておいて・・・・始まりました!忍足のミニライヴです!2曲歌っていましたね。楽屋で着替えながら聴いていて驚いたんですが、客席のみんなが忍足と一緒に歌ってるんですよ。もう大合唱!しっかり覚えてきていたんですね。素晴らしいです!本番後に楽屋で木内氏がすごく喜んでいましたよ。

続いては、いよいよ「バレンタイン・キッス」です。イントロと同時に登場したのは、氷帝ジャージを羽織った浪川氏と氷帝ポロシャツ姿の楠田です。その日のリハーサルの時間に浪川氏に聞いてみたんですよ、「氷帝ジャージ着るの大丈夫?」って。彼は最初少し恥ずかしがっていましたが、「木内さんがOKしてくれたら着ますよ」と。それで二人で着ることに。試着してもらったとき、最初ジッパーを首元まで上げてしまったので、「長太郎は全開だよ!」と申し合わせておいたり、木内氏から「このジャージ誰の?」なんて話になって、ジッパー裏のネームを見せつつ「宍戸のなんだよ。」なんてワイワイやったりしていたのですが、まさか歌の直後に浪川氏からあの発言が飛び出すとは!さすが、やってくれます!!(笑)

さて肝心の歌ですが、というか、僕らは振りなのですが、覚えたことはほぼやったと思います。それが形になっていたかどうか問わなければ(笑)。ハプニングは間奏の時(CDではセリフでしたが)に客席に飛び降りて、通路を走った時ですね。皆さんの手がバババババっと出てきたので、進むのに抵抗が〜!一番後ろまでたどり着いたものの、引き返して同じルートを戻ってステージにたどり着ける自信がなかったので、というかある種の恐怖を感じたので(案の定、浪川氏は客席に引きずり込まれかけたそうで・・・?)、そのままドアを開けていったんロビーに出て、グルッと回って、客席中ほどのドアから入って、客席を横断して、最初のルートに戻って、ようやくステージ上に帰ってきました。すでに間奏は終わって、「♪バレンタインディ・キ〜ッス」のサビ部分に差し掛かっていたので、急いで体制を整えて振りに突入!って感じでしたね。歌い終わっても息が切れてました。歌でじゃなくて、走り回って息が切れた!(笑)

これで本当に最後ってことで、まず浪川氏から告知など。次に楠田ですが、僕は息切れのせいで最初ちょっと焦って言葉が詰まったりしていたのですが、すかさず浪川氏、というか長太郎から「頑張ってください、宍戸さん!」の声が。この時の客席からの声が多分その日最大だったと思います。耳の中の鼓膜がバリバリバリっていってましたから。500人の声ってスゴイです!思わず耳を塞ぎましたよ(笑)。しかしそれでひるんでいる僕、いや宍戸ではありません!「ありがとよ、長太郎!」できっちり返しました。

そしてそして木内氏。木内氏からは今回のアルバム「結晶」やこのイベントへの思い、皆さんへの感謝の気持ちが述べられ、最後にアカペラで「瞳を閉じて」。彼の思いがすべて詰まった歌でした。同じステージに立たせてもらい、同じ感動を体験させてもらった事を、心から幸せに感じました。


  こうして約2時間のイベントは無事に終了しました。楽屋に戻ってしばらく誰も口をきかなかったんです。多分3人とも胸がいっぱいだったから。そして、しばらくの沈黙の後、ポツリポツリと会話が戻ってきて。しみじみと、さっきまでの感動を語り出して・・・・・。そしたら急にお腹がすいてきてね、用意してくださったカツサンドを食べました(笑)。ちょうどその頃、皆さんから頂いたプレゼントやお手紙が楽屋に届けられました。お手紙には皆さんの氷帝メンバーへの思いや、CD「バレンタイン・キッス」を通してこのイベントを楽しみにしていらした気持ちが綴られていました。どうもありがとうございました!


イベントでMCを勤めてくださったインターチャネルの松井プロデューサーさんも、この楠田の小部屋をご覧になっていて、BBSに書かれる皆さんからのコメントをとても楽しみにしていらっしゃいます。1週間前の事ではありますが、頑張って思い出して、どしどしカキコしてくださいネ!(3月12日追記)なんて書くと、余計に緊張して書けなくなっちゃうかな?この際思い切って、リクエストとか書いちゃうのもいいと思うゾ!「氷帝祭やって!」とか(笑)。


僕にとっては初めてのテニプリ・イベント。一生の思い出にきっと残る、物凄いインパクトのあるイベントでした。とにかく氷帝ファンの皆さんのパワーは想像を絶するものがありました。あれから5日経ちましたが、今でもあの時の皆さんの割れんばかりの声を鮮明な感覚と共に思い出せます。それほど強烈でした。改めて、「テニスの王子様」という本当に素晴らしい作品に出演させて頂いたんだと、実感しました。ここまで読んで頂き有り難うございました。



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