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KeKKe FESTA レポ (最終回) 2004年11月05日(金) その1

長かったKeKKe FESTAレポも、いよいよ最終回を迎えました。本当は10月中に書き終えたかったんだけど、諸々の事情があって出来ませんでした。待っていてくださった皆さん、ゴメンなさい。決して体調を崩していた訳ではありませんので、どうぞご心配なく。さて、それでは感動(!?)のラストに向けて、一気に書きますよ〜!


警官たちが楽屋へ去ったところで、またもや楠田&小田ッちの登場です。ここではアニメ話コーナーってことで(自分たちで勝手にそう呼んでいたんですが)、まずは小田ッち出演の作品「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」について、その役どころなんかをインタビュー。小田ッちによると、キャラの人気が出ると出番が増えて途中で死んでしまわないそうなので、テレビ局(在京キー局でいいのかな?)への応援メッセージ、よろしくお願いしますね!

ここで、お待たせしました!木村亜希子さんに登場して頂きました。さらにアニメトークは続きます。の前に、夜の部では「木村さん、ご結婚、おめでとうございま〜す!!!」と、木村さんご自身もメッセージのページに書かれている通り、ご結婚をみんなでお祝いしました。実はこれ御本人には内緒だったんですよ。難波社長が夜の部の始まるちょっと前に「木村の動揺するところを見てみたい。」なんて言って、その場で突然言うように指示されていたのです。木村さんゴメンなさい!さすがに木村さんちょっと顔を赤らめていましたが、にこやかにしてくれて良かったです。目も笑ってました。安心しました。

せっかく木村さんも一緒なので、話はテニプリトークに。木村さん演じる橘杏(川原君演じる橘桔平の妹です)と宍戸は、原作上でもアニメ上でも直接の接点はないんですね。アニメのJr.選抜合宿には二人とも参加していたけど、会話はしてないし。ただ同じ回に出演することは何度かあったので、現場では同席することがありました。なんて話をして、昼の部では、「宍戸は東京都大会で橘に惨敗してレギュラーを外されたけど、その後、鳳に付き合ってもらって特訓してレギュラーに返り咲いた、その頑張ったストーリーが今日1曲目で歌ったあの宍戸と鳳のデュエットソング『Brandnew Days』だったんです!」みたいな話もしつつ。で、その時に氷帝学園の全国大会復帰のお祝いをしたんですね、昼の部では。


その間に僕たちの後ろに1本のギターがスタンバイされていて、ここで楠田と小田ッちは引き上げます。木村さんのギター弾き語りです。「真冬のひまわり」という木村さん思い出の歌(発売当時、ギターを持って全国をキャンペーンして回ったそうです。ちょっと羨ましいですね)。そして木村さん自身によるMCを挟んで2曲目ですが、昼と夜で歌った曲が違うんです。昼は「Tomato Soup♪」(ギター伴奏は泉さん)、夜は「ぐみの木」です。2曲ともCDに収録されていますから、昼・夜どちらかの参加でも、CDさえ持っていれば両方とも聴けますね!と今さら言われてもねぇ・・・・CDの再販とかあれば、みんなが聴けるんですけどね。


さてさて今度はステージ上に5人登場です。しかも全員男です。むさくるしいです。ゴメンなさい。楠田・川原君・小田ッちはもう散々喋っているからいいとして、あと二人、岩橋君と大里雅史君は初めて声を発します。岩橋君はダンスの時に登場していますが、大里君に至ってはライブ終盤に来ての初登場です!お待たせしました!待つのも結構疲れるよね?ゴメンよ。まずはこの二人に自己紹介をしてもらってから、「さぁ!いよいよライブのラストに向かって盛り上がって行きますよ!」ということで、みんなも知ってる歌の中から、ゆずの「夏色」を歌いました。ギター伴奏は引き続き泉さんです。

1フレーズずつソロで回して、サビは5人で。もちろん原曲の通りハモリもしつつ。小田ッちと岩橋君にメインに歌ってもらう形で、というかキーの高さからいって、自ずとそうなったんですね。この曲はキーが高いです。

実はこの「夏色」が決まるまでにかなり右往左往しました。何度も6人(当然伴奏の泉さんも一緒です)で集まってミーティングを重ね、一体何曲がその候補となって消えていったことか。まぁ、最終的には「知名度が高くてノリの良い明るい歌にしよう!」ってことで、ようやく「夏色」に落ち着きました。ちなみに当初僕が挙げた曲は沢田研二さんの「時の過ぎゆくままに」でした。CDのテレビ通販で流れているのを聴いて、「渋くてカッコイイ曲!」と思ったのです。伴奏がギター1本でもきっと様になるだろうし。ただ歌詞がかなり哀愁漂う感じで、あの5人で歌ってどうか?という気もしましたが、とりあえず候補に挙げました。実はこの歌、難波社長の十八番だそうですよ。何かの機会に歌って欲しいですよね、皆さん?

あと忘れてはいけない夜の部の出来事ですが、「夏色」を歌う前に川原君・小田ッち・大里君が出演している「エトワール」なる作品の宣伝もしましたね。いわゆる「おとなのゲーム」なのですが、まぁ、夜の部(つまり大人の時間)ってことで、3人に自分のキャラの声で会話をしてもらいました〜。実は夜の部の最中に楽屋で大里君が自分の出ている作品の紹介をしたいというので、昼の部は5人の絡みが少なかったという反省もあって、「じゃあ僕がチラシを持ち出すから3人で絡んで!」ってことで、無理矢理(?)やってもらいました〜!(笑)。結構楽しんで頂けたようでよかったです(^^)


「夏色」でテンションが上がってきたので、そのまま続いて「Change The World」です。これはRunning Musical「645 〜 Taika-no-Kaishin」の劇中で歌われた歌で、中臣鎌足・中大兄皇子・カッツ・テツガク・ナガイの5人がクーデターを決起した時に歌ったものです。今回限定発売グッズのCDにも収録されていますよ。CDではラストの「♪Change The World・・・・」の繰り返しの部分にハモリが聴こえますね?あれは収録当日に出た案で、小田ッちと楠田が歌っています。小田ッちは地声、楠田はファルセット(裏声)です。だから小田ッちの声を楠田のファルセットで包みこむような感じになっていると思います。つまり僕の声はよく聴き取れない・・・と。

歌の直前の芝居(5月の舞台とほぼ同じ)をしつつ、そのまま歌に突入です。今回はステージがシアターサンモールほど広くなかったので、振りは簡略型でした。小田ッちが考えてくれたんです。とはいってもオリジナルの振りが体に染み付いていて、簡略型を覚えるのがちょっと大変でした。普通に歌っていて気づくと元の振り付けに戻っていたり・・・。でももっと大変だったのは川原君ですよ。KeKKe FESTAのために歌も振り付けも短期間で覚えなくてはならなかったんですから。本当にご苦労様でした。でもおかげでまた「Change The World」をステージで歌うことが出来たんですから、感謝してます。


簡略型とはいっても、歌い終わると多少息が切れてしまいます。というか「645」の舞台本番の時は、歌い終わった後は全然喋れませんでした!やっぱりあの振り付けはハードです!初演の「645」より曲のアレンジが変わってテンポアップしていたので尚更でした。幸いこの歌が1場のラストで、歌い終わると舞台は暗転して、僕らは舞台袖に行けたから良かったですが、もしあのまま芝居をしろと言われても、みんなで「はぁはぁはぁはぁ」言っちゃって芝居にならない!それどころか舞台上にも拘らず、きっとまず水を探したことでしょう(笑)。

話を戻して、歌い終わって皆さんからの盛大な拍手と歓声を頂いているところへ、サエキさん・木村さん始め、ほとんどの出演者が舞台上へ登場。いよいよライブのエンディングです。確かここで出演者全員にライブの感想&今後の出演告知をしてもらいました。当初は数人にコメントをもらう予定だったのですが、ライブを通して新人たちの喋る声を聴いてもらっていない事に気づき、少しでもいいから喋ってもらおうと思いました。さらに夜の部では犯人当てクイズの時に「新人の顔と名前が結びついていない」とのお客さんの声が舞台袖に聴こえてきたので、コメントの時に名前も言ってもらいました。覚えて頂けましたか?


さて、これで残すはあと1曲となりました。その時、思い出したように小田ッちが「そういえば難波社長ってどうなったの?」と言い出しました。そんなことを言い出すって打ち合わせていたのですが、僕もサエキさんもすっかり忘れていた様で、素で「え゙!?なんで流れを遮るの?」って顔してたと思います(笑)ゴメンよ、小田ッち!二人とも恐い顔してたでしょう?もちろん一瞬にして段取りを思い出しましたけど。そこへ警官3人と婦警さんが登場。「実は社長は生きてました。」との報告。「え〜!」というタレントからのブーイング!(笑)なんでも所属タレントの様子を隠れて探っていたのだとか。そんな落ちだったんかい!

事件も解決して、ケッケは無事存続、なんとなく事は収まりました(!?)ってわけで、これで本当に最後の曲です。サエキさんから皆さんへ、今日のお礼の言葉。そして今回の為に作られたKeKKeの社歌でもある「SMILE」を全員で歌います。作詞は難波さん、作曲は臼井さん。CDにはサエキさんと楠田のデュエットで収録されています。2コーラス目以降のサビでサエキさんのバックでファルセットでハモってるのが楠田ですね。よく聴くと左右から別々に2種類聴こえるでしょう?実は2回録ったんです。微妙に音程がズレるのはご愛嬌ってことで!いやいやこういうのを「味」って言うんですよ〜(笑) ってコラ!あの音域は地声では無理ですからねぇ。とにかくファルセットは難しかったです。でもいい経験させてもらいました!

で、ライブ版では、最初のフレーズはサエキさん・小田ッち・楠田の3人で、次は木村さん・川原君・相本さんの3人、次は永吉さん・大田さん・米村さん・・・・といった風に歌い継がれ、そしてそして間奏では、このライブで初めて難波社長が登場します。そりゃそうです、ライブ始まって早々に死んじゃったんですから、出るに出られません!でも御自身で決めた設定ですからね!(笑)ここで社長はなんとサックスのソロを吹きます。難波さんがサックスをステージで吹くのは、昨年6月の舞台「ボタン工場の羊少女メー」のとき以来ですね。実は六本木のバーを貸し切ってやったケッケの新年会でも吹いてくださったんですよ〜。オマケで僕もトロンボーン吹きました。でも酔っ払っていたのでまともに吹けませんでした〜(笑)。友達の結婚式とかでもたまに吹くのですが、お酒を飲んでいるのでやっぱり吹けません!ははは!

また脱線してしまった。難波さんのソロが吹き終ると、最後は全員によるコーラスです。

♪      ♪      ♪

今僕ら  それぞれの夢の海図広げ  船出する
でもいつか  きっとまた会える  きみの笑顔に  この海で
だから  さよならはしない  君に笑顔で  ありがとう!

♪      ♪      ♪

そのまま舞台はしばらく暗転して・・・・・余韻に浸りつつ、ライブの全てが終わりました・・・。


はい!というわけで、如何でしたでしょうか?甚だ簡単ではありますが(おい!)、KeKKe FESTAのレポをお届けしました。よかった、最後まで書けて。途中で挫折したらどうしようかと思いましたよ。いやそれはあり得ない!だってそれってこの小部屋の休止を意味するよね。レポを途中で投げ出してほかのことなんて書けないし!といういろんな意味で、終わってよかった・・・・ふぅ。

と言いたいところですが、実は続きがあるんですねぇ。もうひと頑張りしますので、皆さんもよかったらお付き合いくださいね。


まず終演後、しばらくしてから楠田は場内アナウンスをしました。「ケッケのHPにアンケート・フォームを用意したので、今日の感想など思いの丈を思いっきり書いて送ってくださ〜い!本日はありがとうございました。お気をつけてお帰りください!」みたいな。その時突然頼まれたのでもちろん原稿なしですから、アドリブで適当に喋ってしまいましたが、なんとか意味は汲み取って頂けたようです。翌日以降、多くのアンケートの回答を頂きました。もちろんすべて今日までに目を通しましたよ。

皆さんとても楽しんで頂けたことが伺えました。出演者として本当に嬉しかったです。またCDを購入なさった方からは「買って良かった」との言葉を多数頂きました。頑張って歌った甲斐がありました。ただ早々に売切れてしまった様で、欲しくても買うことの出来なかった方もいらして、申し訳ありませんでした。再販を希望するメッセージも頂いています。個人的には今回の収録曲はKeKKe FESTA限定でなくてもいいと思いますので、再販されると、というよりむしろ通常販売されるといいなと思います。それから会場や段取りに関しては一部不手際があった様で、本当に申し訳ありませんでした。次回以降の反省点とさせて頂きたいと思います。貴重なご意見をどうも有り難うございました。

夜の部の本番後、生場内アナウンスを終えた楠田はTシャツの売り子をしました。自分でデザインしたTシャツですからね、やっぱり自分で売りたいです。昼の部はごめんなさい、食事したり夜の部に向けて充電してました。アンケートの回答やFESTAをご覧になった皆さんからのお手紙に、Tシャツを買ってくださった事が書いてありました(Tシャツを着て撮ってくれたプリクラも!)。もう本当に嬉しいです。中には複数枚買ってくださった方もいらっしゃるようで。洗濯しても傷みにくいような素材を選びました。毎日着ない限り耐えられると思います。心を込めて作りましたので、どうぞ大切にしてやってくださいね。ちなみにTシャツは黒の方が先に売り切れました。赤の方はあとちょっとあるはずです(20着くらいかな?)。皆さんからの強い要望が多数あれば、CD等も含めて再販されるかも!?な〜んていい加減なこと言っちゃいけないけど、すべては皆さんのお力次第かと・・・・。ただ、このライブのビデオですが、これだけは著作権の問題などで、販売は無いと思います。皆さんの記憶の中で楽しんでください!悪しからず・・・。


さて、最後に自分なりの反省を。まだビデオを観ていないので、観たら観たで反省点は増えると思いますが、取り敢えずこの時点での反省は・・・・まずはMCですね。とにかく初めて人前で喋ったということはありますが、でもそれは言い訳でしかなくて、やはりMCを任された以上、全てのお客さんに楽しんでもらえるようなMCが出来なくてはダメです、プロですから。サエキさんや小田ッちがいてくれると言う、一種の甘えが無かったとは言い切れません。というか本当に助けてもらいましたし。3人でMCをやる以上、その一人一人が自分の役割を確実に果たすことが最も大切なことだと痛感しています。いつだったか、「テニスの王子様 オン・ザ・レイディオ」に出演した後の反省で、「次にトークの機会があったら、緩急織り交ぜた、ハイテンションな部分とナチュラルな部分が出せるトークをしたい」と書きました6月11日の小部屋ですね)。それについては、うん、なんとなく出来た部分もあったような気がします。実際はほとんどいっぱいいっぱいだったけど(笑)次回はもうちょっと落ち着いて、というか冷静に状況を判断しつつ、喋れたらいいですね。

あと反省すべきは、やっぱりピアノかな?ふふ・・・これはもう笑うしかありません。むしろ苦笑!?やっぱりね公の場に趣味を持ち出しちゃいけないよね。持ってくるならもっともっと練習を積んでからじゃないと。今回は歌が出来るのも遅かったし、って結局自分が悪いんだけど。というわけで、人前でのピアノはしばらく封印します。いつの日か恥ずかしくないくらいに弾けるようになったら、またやっちゃうかも!もしそんなところに遭遇しても、呆れず聴いてやってくださいね〜!

それから歌ですが・・・・・これは、まぁ、楽しかったから良しとします!そんな事でいいのか!?前から念願だった「Brandnew Days」をみんなの前で歌えたし(歌詞は飛んだけど)、「ずっとそばに・・・」も一生懸命歌ったし(ピアノはボロボロだったけど)、「絶唱カラオケマンの歌」もみんなすごく盛り上がってくれたし(歌ってる自分たちが一番楽しかったけど)、とにかく結果オーライってことで!さすがO型!(笑)


そんなこんなで、ケッケにとっての記念すべき初のKeKKe FESTAは無事終わりました。このFESTAを実現するに当たって、本当に多くの関係者が影となり日向となりご尽力してくださいました。どうしてもステージに立つ僕らが脚光を浴びてしまいますが、そういう影の功労者の皆さんのおかげで、僕らはステージに立つことが出来るんです。心からお礼を言いたいと思います。そして何より、ライブ本番を盛り上げてくださった皆さんが、このライブ最高の出演者です。みなさんの暖かい声援があったからこそ、僕らは頑張れました。まさにみんなで作り上げたステージでした。ここに書いた程度のかすかな記憶しか残ってないけど、今でも本番での出来事が一つ一つ思い出されます。短い時間ではありましたが、皆さんの楽しい思い出の1ページに加えて頂けたら本望です。本当に、ありがとうございました!

最後に、この長きに渡ったKeKKe FESTAレポを読み通してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした、そしてありがとうございました。ライブ当日、残念ながら会場に来られなかった皆さんも、少しは雰囲気を感じて頂けたでしょうか?多分、僕は数日中に記録用に撮影されたビデオを観ると思います。あやふやだった記憶はすべて蘇り、レポの文章が追加・訂正されることでしょう。いつかお時間のある時にでも、確かめに寄って頂けたら嬉しいです。次回からは、またいつもの小部屋に戻りますね。



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