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2007年
2007年12月31日(月)

2007年は、皆さんにとってどんな年でしたか?新年の日記に書きましたが、僕にとっては、声優デビュー5周年の年でした。2002年に「テニスの王子様」でデビューしたので、今年の4月がちょうど5周年という節目の年だったんですね。

そんな節目の年に相応しい出来事がありました。「楠田の小部屋」100万ヒット達成!です。このサイトを始めて約4年での達成でしたが、まさに今まで積み重ねてきたカウントの集大成、それは僕の役者人生ともリンクして、まるで、これまで頑張ってきたご褒美のようにも感じられました。そして、100万ヒットという数字の重みを実感し、これ程までに応援して頂いた皆さんへの感謝の気持ちを改めて抱いた出来事でした。本当に、有り難うございました!


では、いつものように今年の抱負についての反省会です!(笑)今年、2007年の抱負は「再出発」でした。「気持ちを新たに」という意味での再出発だったのですが、同時に今後のことを真剣に考えてみる年、ということでもありました。はい、ちゃんと真剣に考えました!諸事情により具体的には書けないのですが、この業界の決まり事といいますか、慣習といいますか・・・・。とにかく!自分を役者としてさらに高めるための条件を、自分自身に課したわけです!イマイチよく分からんねぇ(^^;

この条件によって、これまでと仕事の内容が変わり、難易度が高くなりました。すなわち、今までと同じやり方では通用しなくなったわけです。「役者として上達しなければ、次はないぞ!」ということですね。といっても、1年やそこらの短期間で思い通りに上達したら、そんな楽なことはないわけで、今年は如何にしてレベルアップを図るか、ということを考え続け、また実践してきたつもりです。残念ながら、まだ直接その効果が現れてきていないと思いますが、来年以降、良い形で現れてくれたらと思っています。もちろん、そのための努力は惜しまずに!


さてここで、2007年をズバーっと振り返ってみようと思います。ズバーって!(笑)まずはアニメ作品ということで、「テニスの王子様 OVA 全国大会編」です。もっとも思い出深いのはやはりVOL.7の第12話「ふたり」でしょう。なんたって、菊丸・大石vs宍戸・鳳のダブルス1は、言うまでもなく自分で演じてますからね(^^)。収録は今年の1月、もう1年前のことなんですねぇ!原作をじっくり読んでから収録に臨んだので、自分としてはほぼ思い通りに演じられたと思うのですが、どうでしたかね?って聞いてどうする!「アニカン」(2月号)のコラムで書いたことなのですが、この試合は勝敗よりも、試合という場で己の全力を出し切ろうと必死に挑んでいく闘志、ダブルスのパートナーを信頼し思いやる心、そして、試合を通して敵味方関係なくお互いが高め合おうとする向上心。そんな「ダブルスの真髄」を感じて欲しいと演じていて思いました。きっと原作の許斐先生もそれが描きたかったと思うのです。どんなアニメでもドラマでも映画でも、やっぱり原点は原作にあるべきだと、僕は思いますので。

あ、テニプリつながりで宍戸亮2ndシングル「EMBLEM」も行っちゃいましょう!細かいことはDiary9/29付をご覧頂くとして、これも新年に掲げた新しい挑戦の一つでした。特に作曲とショート・ストーリーですね。新しいものに対する戸惑いとか拒否反応はある程度想定していましたので、あとは受け取る方の度量といいますか、柔軟性といいますか、それもアリだなぁと思って頂けたら幸いです。もちろん僕としてはアリだと思っているので、是非とも許斐先生にご感想を伺ってみたいですね!ナシって言われたらどうしよう!(笑)

あと「テニスの王子様 オン・ザ・レイディオ」についても触れましょう!8月には高橋広樹氏とマンスリー・パーソナリティを務めました!彼とはもちろん初コンビ(笑)だったので新鮮でしたが、ゲストの皆さんとの会話もスリル満点で楽しかったですねぇ。リスナーさんとの電話でのやり取りやハプニングもあったり(^^;。以前にも同じようなことを書いた気がするんだけど、ラジオって、その瞬間に生まれるものに対応するのが本当に難しいです。まぁ、狙ってやるものではないと思うので、素の自分で行くしかなくて、結局いつもと同じ感じになってしまうんだけど、それでも相手によってちょっとずつ変化するのが面白い。本当に奥深いメディアだなぁと思います。

続きましてはアニメ「ウエルベールの物語(第一部)」ですね。ゲルニアは人格が破綻しているので触れないでおくとして(^^;、演技ということに関しては、僕にとっては初めて挑戦するタイプのキャラクターでした。今までは比較的熱いキャラが多かったので、彼のような淡々とした喋りをするキャラは、とても難しかったです。しかも、4月の放送開始よりも前にすべての収録が終わっていたので、宍戸のようにオンエアでチェックして、次の収録で調整することが出来なかったんですね。監督からはOKが出るものの、自分で確かめられなかったので、最後まで「これでいいのかな?」と思いながら演じていました。でも結果的に、とても個性的なキャラクターになったと思います。ゲル様、個人的にはまた演じてみたいキャラクターです(笑)。

お次はゲーム!今年はゲームの出演が多かったです。「テニスの王子様 ドキドキサバイバル 〜海辺のSecret〜[PS2]」、「テニスの王子様 CARD HUNTER[PS2]」、「燃えろ!熱血リズム魂 (押忍!闘え!応援団2)[DS]」、「アガレスト戦記[PS3]」、「悠久ノ桜[PS2]」、「Operation Darkness[XBOX360]」、「APOCALYPSE 〜DESIRE NEXT〜[XBOX360]」というジャンルも機種もバラバラ(笑)。PS3とXBOX360を持っていないので、3タイトルはまだプレイ出来てないんですよね〜早くやりたいなぁ〜どっかから降ってこないかなぁ〜壊れるから!サンタさんにお願いしようかなぁ〜って1年後かい!

そして忘れてはいけないのがDSソフト「逆転裁判4」のプロモーション・ムービーですね!牙琉響也を演じました。逆転裁判シリーズはもともと大好きでプレイしていたので、この役に決まった時は本当に嬉しかったです!何より、あの「異議あり!」を叫べたことが、最高に嬉しかった!(笑)あと、響也のテーマとも言うべき「LOVE LOVE GUILTY」カッコいいよねぇ!歌いたいなぁ!誰かカプコンさんにリクエストしてください!(切実)

続いて、イベント行きましょう!3月の「歴代バレキス担当集会」は、僕の家から近くて楽だった!(笑)そこかよ!じゃなくて(そうだろ)、キリンのカチューシャ!(笑)ヲイ!「ウエルベール」関係は3月と11月にありました。3月の「東京国際アニメフェア2007」はオンエア直前ということで、話せないことだらけでしたが、11月の方は、もうなんでもアリで、いつもゲルニアが変態王子と言われて可哀相なので(^^;、ガラハドの卑怯者っぷりを主張してきました!(笑)そうだ、第一部の総集編、皆さんはあの大きなスクリーンで見たんですよね。羨ましいなぁ。僕も自分のキャラを銀幕で観たかったよ!

次はライブ!4月の「“Bright!”LIVE TOUR 2007」(大阪、東京)は、今までになく、たくさんの曲を聴いて頂きました(計22曲でした!)。ゲストの寺島君とは大阪と東京で違う歌をデュエットしたり、初めてプレゼントコーナーをやってみたり、ステージ上にいて、本当に楽しい時間でした!何より客席の皆さんが、とても楽しそうにしてくれているのが、とにかく嬉しくて、「それならばもっと!」みたいに、相乗効果でどんどん盛り上がる!そんな一体感が最高の気分にさせてくれます!1人でも多くの方に、この気持ちを味わってほしいなぁ!

そして、4月のライブの模様はDVD化されました!全国の皆さんにライブの様子を観て頂けたのが嬉しかったです。ただね、本当のライブとは臨場感とかバンドの音圧とかまったく違うので、やっぱり是非ともライブハウスで、みんな一つになりましょう!(^o^)今回は初めて副音声も収録してみましたが、どうでしたか?もし評判がよければ、また次回も・・・・な〜んて!

12月は初めてのクリスマス系イベントということで、クリスマス・ライブ in 大阪をやりました!とにかく楽しかったです!実を言うとですね、多分なんですけど、ライブをやる度に、その楽しさが増していってるんですよ。なんだろ、楽しむ余裕が出来てきたのかな?4月のライブと比べたら、本当に楽しくて楽しくて仕方なかったんですね!ま、4月は声帯が不調だったこともあるのですが、それを差し引いても、上を行ってました!きっと僕も皆さんも、楽しみ方を覚えたというか、自然に楽しめるようになってきたんだと思うんです。ライブの醍醐味を満喫するためのコツを得たというか。とにかくこの調子で、もっともっと楽しいライブにしよう!そして、ライブに初参加の皆さん、最初は戸惑うかもしれないけど、何も考えなくて良いので、とにかく自分の過ごしやすいように、そしてリラックスして、身を委ねてみてください!きっと何かが見つかるはずです\(^^)/

最後にファンクラブ・イベント!今年はボリューム満点でしたね!なんたってバスツアーを4回ですから!7月と8月は日帰りで、11月と12月は1泊2日。どのツアーも思い出深いものとなりました。まったく同じメンバーで旅することは、二度とないんですね。だから、そのツアーの時間を大切に、コミュニケーションを大切に、今しか味わえない感動を大切に、皆さんと楽しもうと思っています。ファンクラブ・イベントって、良い意味で閉鎖的な空間だと思うんです。ここでしか出来ないものをやっちゃえる!(笑)とか、素の楠田を見せてもいいかな、みたいな(^^)。よく初期の頃のバスツアーでは言っていたんですが、ファンクラブの会員(店員)さんは、家族のようなものですって。外では見せないけど、家の中ではくつろいで見せちゃうものもある。そんな雰囲気を、これからも作れたらいいなぁと思っています。次のバスツアーはいつになるか未定ですが、その時を楽しみにしたいと思います。そして、いつも頑張ってくださっているスタッフさんに、改めて、ありがとう!!


な感じで、ズバーっと2007年を振り返ってみました(笑)。この6年間、役者そして音楽家として活動してきて、多くの方々と出会いました。その出会ったお一人お一人から、何かしら影響を受けて、今の僕がいます。それは直接会って話したことだったり、頂いたお手紙の内容からだったり、BBSの書き込みだったり、ラジオへのメールだったり。ただ単に内容に納得するだけじゃなくて、どんな気持ちで書いたり話したりしてくれてるんだろう、っていつも考えています。その中から人間性を見出したり、僕への思いを感じたり。もちろん人間だから人生、山あり谷ありで、楽しいことばかりじゃないけど、こうしてせっかく接点があるのだから、出来るだけ楽しみたいじゃないですか!いろんな人と出会って、お互い気持ちを上向きにし合えるような、そんな人間関係がどんどん築かれていったら、こんなに嬉しいことはないよね。そう強く思い、願うことの出来た2007年でした。素敵な1年をどうもありがとう!そして来年はもっと素敵な年にしようね!



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